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旧石倉(考古館)

出土品からわかる貿易史

出島からは、海外へ輸出するために作られた国産陶磁器がたくさん出土しています。
高級色絵磁器の柿右衛門様式や、ヨーロッパの屋敷を飾った金襴手(きんらんで)様式、中国磁器を手本に作られた芙蓉手(ふようで)様式などの出土資料から、輸出向け陶磁器の様式の変遷がわかります。
また、これらはオランダ商館の注文に合わせて生産されたことから、西洋人が必要としたものがわかり、その生活様式がみえてきます。


護岸石垣で発見された木杭

出島ではその輪郭を明らかにし、扇形の範囲を再び現すために発掘調査を行っています。
この調査によって輪郭となる護岸の石垣が発見され、その外側からは垂直に打ち込まれた木杭が見つかりました。
扇形の輪郭をなす石垣の下には、その土台となる根石を守り、補強する工法が用いられていたことがわかります。

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