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カピタン部屋

大広間(ボアーズヘッド)

祝宴の料理の一つが「ボアーズヘッド」。
豚の頭を下からの火で焼きあげた料理で、耳と目のあたりにある白い固まりは、中から出てくる脂(あぶら)が固まったもの。
口にはリンゴをくわえています。


客間、涼所

文政11年(1828)に福岡藩主の黒田斉清がカピタン部屋を訪問した際の記録によると、奥の涼所を御座所にあて、手前の客間には従者や商館長の席が設けられました。


客間(蛮酋飲宴図模型)

大広間での宴会風景を描いた絵画(蛮酋飲宴図 ばんしゅういんえんず)には、隣接するこの部屋で、笛や太鼓・ビオラを奏でる召使たちの姿が見られ、それに合わせてダンスも踊っていたそうです。


図書室

出島には、貿易のためだけではなく、西洋の最新知識を求める多くの人々が訪れました。このような日本人たちの要望や質問に的確に答えるためにも、カピタン部屋には『百科事典』をはじめたくさんの本を備えた図書室が欠かせませんでした。


女中部屋

出島に着任する商館員たちは、妻子を同行することが許されませんでした。出島に入ることが許された唯一の女性は、丸山町や寄合町の遊女たちでした。遊女に関連する部屋は、商館長の生活空間に近いこの「女中部屋」にあたるようです。

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